川北すピ子 礼香 とりかわつくね
「夏の果」展 第二頁
彼の夏の記憶―さいはての少女
2014.9.17(水) - 9.28(日) ※*月曜・火曜 定休 9/22(月)のみ休。
散らばった処方箋、漂白されたシーツの匂い。窓辺に並んだ治療薬。
繋がれた無数の点滴から私の中に入ってくるのは、まだ見ぬ青い海の記憶。食べたことのない檸檬の匂い。夢の中に見る砂浜の白さは、この診療所のどこにも無い色だった。
この緑色に閉ざされた無菌室を抜け出して、私はひとり、旅に出た。着慣れないセーラー服を着て、おじいさんの遺した革のトランクを持って。
青色の空と入道雲、向日葵。白い灯台。夏祭りの林檎飴。鮮やかな色彩が目を刺す痛み。それがとても心地よい。
私は泳ぐ。銀の魚になって。
私は飛ぶ。白い蝶になって。
どこへ行こう?ずっと先まで!
私の夢見た理想郷。夏の果て。白昼夢はすぐそこに。
期間:2014.9.17(水) - 9.28(日)
*月曜・火曜 定休 9/22(月)のみ休。
時間:12:30~21:00
場所:BOOKS & GALLERY cafe 点滴堂
三鷹駅 北口 歩いて5分(→ access )
アーティスト
川北すピ子
(かわきた すぴこ)
写真・人形・絵など自由気ままに活動しております。
どこか懐かしさを感じるものが好き。
年中、夏の田舎に行きたいと思いながら過ごしております。
http://heaven.heavy.jp/uwaaaaaa/
礼香
(あやか)
写真撮影、被写体にて活動中。
「夏の果」では少女のイメージモデルも担当しています。
幼い頃、毎年夏休みには親戚の田舎へ行き、自然の中で過ごす時間がとても楽しみでした。
昔の記憶は遠くなった今でも、心に焼きつく「夏」への憧れを作品に投影しました。
とりかわつくね
部屋から一歩も出ずに理科的、無菌室的世界の極地、南極の空気を再現する方法」を研究テーマとした私的研究機関としてのアートユニット「第二極地観測所」主宰。
著書「Codex_Pleiades」が福岡ブックスキューブリック、京都恵文社一乗寺店、東京B&Bにて発売中。
オブジェからグッズから小説、絵画まで手広く展開中。
http://tsukune1138.amearare.com
Twitter: Tsukune_1138
出品予定作品
写真・オブジェ・アクセサリー・雑貨
【参考】
前回展示 二人展「夏の果て」
(2012.8.24-26 / A.S Antiques Gallery)
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